Regional SCRUM GATHERING® Tokyoは、スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。講演やワークショップ、そして参加者同士の交流を通じて、世界最前線の情報から日本の現場での工夫まで多くの知見を得られます。
5回目の開催となる今回は、著名な認定スクラムトレーナーでもありLarge Scale Scrum(LeSS)の提唱者でもあるBas Vodde氏、『エッセンシャルスクラム』の著者 Kenneth S. Rubin氏の2名を基調講演に迎えます。前回参加者の7割以上の方が「大変すばらしい」と回答した日本最大級のスクラムカンファレンスに、ぜひご参加ください!
【講演後アップデート】
当日の資料は下記です。
■Slide Share
http://www.slideshare.net/RyotaInaba/sgt2016agile
■前提
・キャリアとは不確実性に富み、不確実性を受け入れる間口を持つことが『機会』である
・キャリアは、ライフプランやステージの変化によりその形を変え、プランには多様性がある
・Agile/Scrum人材の姿勢は銃士の姿勢であり、壁を作らず状況に応じて適宜適切に対応すべき
■課題認識
・多くの会社では未だに、期首に目標を立て期末に評価するような、不確実性や流動性を前提としない評価をしていないでしょうか?
・多くの会社では未だに、「プログラマ⇒設計者⇒コンサル⇒管理者」と、キャリアパスが1本になってはいないでしょうか?
・メンバの評価がプロジェクトの売り上げベースで左右され、能力と実績が混同されていないでしょうか?
■語りたいこと
・人事制度の多くは「うちは特別だから」「うちはこのやり方が適してるから」「今までこうだからこう決まっている」と言う論理的ではない考え方で硬直することが多いと思います。
・しかし、不適切・不整合・不当な、評価や処遇やキャリアパスは人材を殺し離れさせます。
・万全の目標管理に出会える可能性は万全のウォーターフォールに出会える可能性と近い。
・一本道しかないキャリアパスを是とすることは、一番はじめに引いたWBSを最後まで信じることに近い
・やってきたことが正当に報われ、これからやりたいことがパスとして存在する、そんな当たりまえのことが少しでも多くの人材の幸せに少しでもつながると思います。
・本セッションで、IT導入現場を知るキャリアコンサルタントとして、評価とキャリアに関しての考え方を提示し、今後の在り方に関して皆様と考えていけたらと思います。
■受講対象者
・IT企業の人事部様(人事制度・評価制度の企画、運用担当部門)
・評価者、部門で人材育成・配置を担う方(または予定者)
・その他、キャリアや評価に興味がある方ならどなたでも歓迎
■本セッションで得られること
・IT企業全般、特にAgile/Scrumを実践、または今後予定されている企業でよく用いられているが「ヨクナイ」評価制度とキャリアパスの考え方とその理由の気づきを得られる
・評価とは?キャリアとは?の考え方の肚落ち感を得ることで、自社での評価方法、キャリアパスの改善材料を肌感覚で得られる